「懐かしさと最先端さ」 コーチの声が聞こえながら自分の体を動かす。 これはコートで練習を受けている感覚に近く、懐かしさを感じた。 その為、コートとリモトレでの動作は全く異なるが、 使っている筋肉や、関節、体や筋肉の内部の感覚は変わらない。 リモトレでのこのイメージが、コートに立ったときにすぐ役に立つ。 それとは対照的に、いつも自分の過ごしている空間で、 その空間にはひとり自分だけ。 コートでは自分以外の選手がいて、 人によってはライバル視しながら、 人によっては手本にしながら。 と、自分について気にかける時間が少ない。 身心共に自分だけを見ながら、自分だけを考えながらできる。 人によっては難しい、非日常的な、 自分自身と向き合う時間を作れるのが、 リモトレによる最先端な感覚なのかもしれない。